美容医療のダウンタイム・副作用一覧
出典はメーカー・規制当局・学会・論文の資料です。出方には個人差があり、受けられるかどうかは医師の診察で判断されます。
| 施術 | ダウンタイムの目安 | よくある副作用 | 日本での承認状況 |
|---|---|---|---|
| ポテンツァ | メーカー臨床試験プロトコル:施術直後の赤みと軽いむくみは48時間以内に消える 施術後のむくみで毛穴がふさがり、にきびが一時的に悪化することがある(約7日、同プロトコルの施術後説明) 国内の肝斑患者29人の後ろ向き研究(メーカー関係者が共著)では、全員に軽い一時的な赤みが出て後遺症なく消えた | 一時的な赤み、ピリピリ感、施術中の焼けるような感覚/その他、痛み・圧痛、点状出血、毛包炎、内出血、乾燥、ざ瘡、色素沈着・色素脱失など(多くは一時的) | 国内承認あり:ポテンツァBASIC(承認番号30500BZI00042000、高度管理医療機器・治療用電気手術器、選任製造販売業者:Jeisys Medical Japan)。使用目的は審美性の改善のための皮膚のフラクショナルリサーフェシングを目的とした軟組織の凝固及び蒸散(2026-11-05、PMDA添付文書で確認)。参考:米国FDAの510(k)クリアランス(K192545)の使用目的は皮膚科・一般外科での電気凝固・止血 |
| オンダリフト | 顔へのマイクロ波機器(89人)とHIFU(82人)を比べた後ろ向き研究では、どちらも軽く一時的な副反応のみ。マイクロ波側は痛みが少なく(2.3対4.7)、副反応も少なかった | あご下へのマイクロ波治療(48人、6回)では副作用は観察されなかった | PMDA検索で『オンダ』『Onda』の承認品は見つからない(2026-10-28確認) |
| エラボトックス | 2036回の施術記録:内出血2.5%、頭痛0.58% 文献36報のレビュー:合併症の多くは注射後2〜4週間で現れ、12週間以内に消えた | 国内第Ⅲ相試験(咬筋膨隆)の副作用は48単位群5.7%、72単位群3.8%。主なものは筋疲労・奇異性咬筋膨隆・咀嚼障害(各1.9%)/一時的なかむ力の低下(2036回中30%) | 2026年8月、ボトックスビスタ(50単位・100単位)に『65歳未満の成人における咬筋膨隆』が追加され国内承認(1回最大72単位、3か月以内の再投与は避ける)。米国のBOTOX Cosmetic添付文書(2024年10月改訂)に咬筋の適応はない。ボトックスビスタ以外の製剤でのエラ注射は医療広告上『未承認医薬品等』の扱い |
| ボトックス | 国内添付文書の副作用:注射部位の痛み(1〜5%未満)、注射部位の腫れ・出血斑・熱感・内出血(1%未満) | 国内試験(眉間)で多かった副作用:眼瞼下垂、目の異常感、頭痛、注射部位の痛み・不快感・かゆみ/米国添付文書で最も多い副作用:眉間で眼瞼下垂3%、目尻でまぶたのむくみ1%、額で頭痛9%・眉の下垂2% | 国内で美容の効能をもつボツリヌス毒素製剤はボトックスビスタ(アッヴィ)のみ。65歳未満の成人の眉間・目尻の表情皺(と2026年8月から咬筋膨隆)に承認。治療用のボトックス注用やゼオマインに美容の効能はない。これ以外の製剤や効能で使う場合は医療広告上『未承認医薬品等』の扱い |
| ダーマペン | Dermapen 4(DP4)のFDA 510(k)臨床データ(22人):施術当日夜は軽い〜強い赤みがあり、2〜5日目にかけて徐々に引き、6日目には報告なし。皮むけは3日目から始まり7日目には治まった。乾燥も6日目には報告なし FDA:出血、内出血、赤み、つっぱり、かゆみ、皮むけは通常、治療なしで数日〜数週間で治まる | 系統的レビュー(85報):多いのは7日以内に治まる一時的な赤み・むくみ・痛み、炎症後色素沈着、乾燥・皮むけ、リンパ節の腫れ、刺激性皮膚炎/頻度は低いが、化粧品や日焼け止めを塗るとしみる・かゆい、シミや白斑、口唇ヘルペスの再発、リンパ節の腫れ、感染 | PMDA検索で『ダーマペン』『Dermapen』の承認品は見つからない(2026-10-28確認)。参考:米国ではDermapen 4(DP4)がFDA 510(k)クリアランス(K221070、2022年、22歳以上の顔のニキビ跡の外観改善) |
| ウルセラ | 赤みは施術直後に出て、通常は数時間で引く(顔・首) むくみは軽度で、通常3〜72時間で引く 照射ラインに沿ったミミズ腫れが出ることがあり、通常1週間以内に消える 押したときの痛み(圧痛)と内出血は、通常2日〜2週間で消える | 照射中の一時的な痛み。施術後の不快感は通常2時間〜2日/神経の炎症による一時的な筋力低下・しびれ・ピリピリ感。通常2〜6週間で回復 | PMDAの医療機器添付文書検索で『ウルセラ』『Ulthera』の承認品は見つからない(2026-10-28確認)。国内未承認機器として扱う場合、医療広告では未承認である旨などの明示が必要 |
| ハイフ | 2010〜2024年の45試験をまとめた系統的レビューでは、一時的な赤み・腫れ・軽い不快感を訴えたのは5%未満 あご下へのHIFU(30人)では、想定内の副反応は2週間以内に消えた | 顔・首のHIFU 17試験(477人)のメタ解析で、施術中の痛みは平均4.2/10。むくみ・赤みは試験間のばらつきが大きく、色素沈着の報告はなかった | 消費者安全調査委員会(2023年)によると、美容クリニックのHIFU機器は医師が未承認医療機器として個人輸入しており、エステ等の機器は医療機器ではない雑品として輸入されていると推定される。顔・首のしわ改善目的の超音波機器では、2025年にSofwaveシステムが国内承認(一般的名称:皮膚引締め用超音波照射器) |
| インモード | FORMA(バイポーラ高周波)をあご下に2週間おき4回照射した研究(22人)では、ほぼ全員に施術直後の一時的な赤みが出た | 施術直後の一時的な赤み(同研究)。重い副作用はなかった | PMDA検索で『インモード』『InMode』『Forma』『Morpheus』の承認品は見つからない(2026-10-28確認) |
| リジュラン | スキンブースター注射全般のレビュー:軽い赤みと腫れは施術後数時間。内出血や針跡が出ることがある。PN(ポリヌクレオチド)では小さく一時的なしこりが出ることがある | PN注射の系統的レビュー(9研究、219人):副作用は一般に軽く一時的。ただし研究の質は低〜中程度 | PMDA検索で『リジュラン』の承認品は見つからない(2026-10-28確認) |
| ヒアルロン酸 | 国内添付文書(ジュビダームビスタ ボリューマXC、中顔面)の試験:腫れ86%(うち74%が7日以内に消失)、内出血・紫斑78%(うち85%が14日以内に消失) FDA:副作用の多くは注入直後に起こり、数日〜数週間で治まることが多い。数週間〜数年後に現れることもある | 注入部位の圧痛、腫れ、硬さ、しこり、内出血、痛み、赤み、変色、かゆみ | 国内承認品あり:ジュビダームビスタ(ボリューマXC、ボルベラXC等、アッヴィ)、レスチレン(リド、リフト リド等、ガルデルマ)などの『ヒアルロン酸使用軟組織注入材』。製品ごとに使用目的・部位が決まっている(例:ボリューマXCは中顔面・下顎部・こめかみ)。未承認品や承認と異なる使い方は医療広告上『未承認医薬品等』の扱い |
| ジュベルック | ほうれい線への皮内注入(20人、1か月おき3回)では、一時的な腫れと内出血のみ。最終施術3か月後までしこり・肉芽腫・遅発性の有害事象はなかった | 浅く入ると小〜中程度の丘疹・しこりが出ることがあり、PLA製剤はヒアルロン酸やPNより目立ち長引きやすい | PMDA検索で『ジュベルック』『Juvelook』の承認品は見つからない(2026-10-28確認) |
| ピコトーニング | 肝斑へのレーザー治療の系統的レビュー:むくみ、赤み、皮むけ、ヒリヒリ感などの副反応は多くが治療なしで速やかに消える | 国内添付文書の有害事象(PicoWay):熱傷、水疱、痂皮、色素沈着、色素脱失、瘢痕、紫斑、紅斑、浮腫、かゆみ/国内添付文書の有害事象(PicoSure):不快感、発赤、腫脹、点状出血、水疱、かさぶた、内出血、膿疱、熱傷、色素脱失・沈着、瘢痕、感染、びらん、落屑、アレルギー反応 | 国内承認のピコ秒レーザーは複数ある(PicoWay、PicoSure/PicoSure Pro、enLIGHTen、PQXなど)。添付文書の使用目的はいずれも色素性病変の治療・刺青除去で、肝斑や低出力照射(トーニング)の記載はない |
| 白玉点滴 | — | 国内のグルタチオン注射剤(タチオン注射用)の副作用:発疹などの過敏症、食欲不振・悪心・嘔吐(いずれも0.1%未満) | グルタチオン注射剤(タチオン注射用など)は国内承認の医療用医薬品。効能は薬物中毒、慢性肝疾患、湿疹・皮膚炎・じんましん、肝斑、炎症後の色素沈着など、用法は1回100〜200mgを1日1回筋注または静注。『美白』は承認効能に含まれず、承認と異なる効能・用法・用量での使用は医療広告上『未承認医薬品等』の扱い |
| サーマクール | 軽い赤みが出ることがあり、通常24時間以内に引く 腫れは通常5日以内に引くが、数週間続くこともある | 施術中の軽度〜中等度の痛み(最も多い)/施術後の腫れ、赤みや皮膚が白っぽくなる変化、じんましん、内出血 | PMDAの医療機器添付文書検索で『サーマクール』『Thermage』の承認品は見つからない(2026-10-28確認) |
| ソフウェーブ | 国内添付文書の臨床成績(前世代機による米国試験59例):施術直後に赤み85%、むくみ41%。1週間後の追跡時は赤み2%、むくみ9% 所見のほとんどは一時的で、施術1週間後までに回復 次の施術は4週間を目安にあけ、皮膚の状態を確認してから行う | 施術中の痛みは中等度〜重度(平均VAS 7.49)/添付文書のその他の有害事象:膨隆疹、紅斑、浮腫・腫脹、発疹、鱗屑、痂皮、色素沈着・色素脱失、刺激・かゆみ、ざ瘡、内出血など | 国内承認あり:Sofwaveシステム(承認番号30700BZX00082000、2025年、製造販売:ジェイメック)。使用目的は中等度〜重度の顔面・頸部のしわの改善。承認条件として、関連学会の適正使用指針に従い十分な知識をもつ医師が使用することが求められている |
| ジェネシス | メーカー(Cutera)はダウンタイムはほぼないとしている | 想定される一時的な副反応:赤み、むくみ、紫斑(内出血)、色素沈着・色素脱失、やけど、びらん/照射中に焼けるような・刺すような痛みを感じることがある | PMDA添付文書検索(販売名)で『Genesis』『ジェネシス』『excel V』の美容レーザーは見つからない(2026-10-28確認)。キュテラ社製ではXeo SA(キセノン光線治療器、使用目的は血流改善・疼痛緩解)とenLIGHTen(ピコ秒Nd:YAG、色素性病変・刺青)の承認を確認 |
| 水光注射 | 国内承認の皮内注入用ヒアルロン酸(スキンバイブ by ジュビダームビスタ)の試験(131人):赤み97%(64%が1〜3日、28%が4〜7日で消失)、腫れ92%(60%が1〜3日で消失)、内出血87%(34%は8〜14日続いた) スキンブースター注射のレビュー:軽い赤みと腫れは施術後数時間 | 圧痛、硬さ、しこり、痛み、かゆみ、変色(スキンバイブ試験)/針跡、内出血。炎症後色素沈着はまれ。架橋ヒアルロン酸を皮内に入れると頬の外側などに粒状の膨らみが出ることがある | 水光注射は手技の名称で、承認状況は注入する製剤によって異なる。皮内注入用ヒアルロン酸では『スキンバイブ by ジュビダームビスタ』が国内承認品(承認番号30200BZX00389A01、添付文書2025年8月第1版)。使用目的は顔面・頸部の小じわ等の修正と皮膚状態の改善で、眼瞼・口唇・隆鼻は適応外 |
| シュリンク | Ultraformer MPT(シュリンクユニバースの海外名)で上下まぶたに照射した研究(34人)では、副反応は軽い痛みと赤みだけで3〜4日で消えた | 施術中の痛みと施術後の赤み(上記研究で報告された副反応) | PMDA検索で『シュリンク』『Shurink』『ウルトラフォーマー』『Ultraformer』の承認品は見つからない(2026-10-28確認)。シュリンクはClassys社のUltraformer III、シュリンクユニバースはUltraformer MPTの韓国名で、Ultraformer MPTは2021年に韓国MFDSの承認を受けている |
| チタニウムリフト | 3波長(755・810・1064nm)のレーザーを2週間おきに5回、顔に当てた28人の予備研究では、施術中の一時的な痛みのほかに重い副作用はなかった | 同じ機器の脱毛での臨床評価(88例、海外論文)では、一時的な赤みのほかに有害事象はなく、痛みも小さかった | 国内承認あり:ソプラノチタニウム(アルマレーザーズ・ジャパン、一般的名称はダイオードレーザ)。2026年4月28日の一部変更承認で3波長を同時に当てるハンドピース(Trio)が加わった。審査の臨床評価と承認条件は減毛(脱毛)についてのもので、リフトアップ目的の承認ではない |